WordPress開発を行っている人であればStudioPressのGenesisフレームワークについて聞いたことがあるかと思います。フレームワークという名前がついているためWordPress用の開発環境であると勘違いしがちですが、実際はWordPress用の親テーマです。
今回はなぜGenesisフレームワークがWordPress用テーマとして人気があるのかを分析してみたいと思います。
Genesisフレームワークが選ばれている理由
美しいコードと丁寧なサポート
Genesisフレームワークは常にStudioPressによってメンテナンスされ、美しいコードが維持されています。Genesisフレームワークのアップデートがあっても自分のサイトが壊れてしまうという心配は無用です。また頻繁に行われるWordPressのアップデートにも対応しています。つまりテーマの互換性やコーディングエラーに関する心配が不要であるということです。
もしサポートが必要であればStudioPressにサポートを依頼することができますし、サポートフォーラム内には数多くのスレッドが立っているので必要な情報を得ることができます。
WEBサイト開発において丁寧なサポートの存在は重要なポイントです。
カスタマイズ性の良さ
Genesisフレームワークは親テーマであると述べましたが、StudioPressからは数多くの子テーマが販売されています。WEBサイトの開発はこれらの子テーマをベースに行うわけですが、親テーマのGenesisフレームワークがアップデートされても子テーマ側でカスタマイズを修正しなければならないことはごく稀です。常に最新のテーマにアップデートしながらカスタマイズを生かしておくことが可能となります。
数多くのプラグイン
Genesisフレームワークには数多くのプラグインが公開されています。またこちらのサイトにはGenesisフレームワークで使用できるプラグイン一覧が公開されています。
プラグインを使用することでGenesisフレームワークで開発するWEBサイトに数多くの機能を追加することができます。特に純正プラグインの場合はテーマとのコンフリクトの可能性が低いため、安心して使用することができます。
様々なスタイルのWEBサイトに対応
スライダーやウィジェットなどWEBサイトを構築する上で実現したいと考える機能はほとんど揃っています。サイドバーの取り扱いもドラッグ&ドロップだけで可能です。子テーマも数十以上発表されているので、単純なコーポレートサイトから検索機能を持たせた不動産サイト、人材紹介サイトなど様々な目的のWEBサイトのプラットフォームとして使用することができます。この柔軟性がGenesisフレームワークの魅力です。
リーズナブルな価格
Genesisフレームワーク本体は$59.95、子テーマは$80〜$120程度で購入できます。またDeveloper Pro Packを申し込めば$400で数十の子テーマを利用することができます。全てのGenesis関連テーマには開発はライセンスが含まれており、常に最新版のフレームワークや子テーマを利用することができます。
個人で購入する価格としては高価ですが、開発用と考えればリーズナブルな価格設定です。
高い汎用性
Genesisフレームワークをいったん理解してしまえば、ほとんどの子テーマは同じ原理で動作しています。つまり数十のテーマを同じ知識でカスタマイズしたり開発をすることができるということです。最近のWordPressテーマは高機能化が進んできていますが、テーマごとに仕様が異なっているため、毎回テーマのカスタマイズ方法を学習しなければなりません。Genesisフレームワークはこのような学習の手間を省いてくれます。
まとめ
WordPressテーマは数千種類あり、WordPressから無料でダウンロードして使うことができます。しかし信頼性の置けるテーマといえばGenesisフレームワークが最も良い選択ではないかと思います。全世界で20万サイト以上に採用され、常にアップデートがかかっているので、バグやエラーの心配が少ないのがGenesisフレームワークを選ぶメリットです。